| 団体の動き/JS、3自治体3施設の災害復旧を完了 |
2012年04月03日 |
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| 日本下水道事業団(JS)は、東日本大震災で被災した下水道施設(処理場・ポンプ場)の復旧・復興支援を行ってきた3施設について、平成23年度末時点において本復旧工事が完了した、と発表した。復旧工事が完了したのは、茨城県ひたちなか市下水浄化センター(災害査定:平成23年5月26日、工事完了:24年3月26日)、福島県猪苗代町志田浜浄化センター(23年6月6日、24年3月30日)、茨城県行方市玉造浄化センター(23年6月9日、24年1月31日)の3施設で、地震による津波被害はなかったものの、施設敷地内において地盤の沈下や隆起が発生し、処理機能および維持管理に支障をきたす被害となっていた。 |
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| 国の動き/国土交通省、B-DASH実施事業を決定 |
2012年03月30日 |
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| 国土交通省(水管理・国土保全局下水道部下水道企画課)は、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の採択結果を発表した。今回は、@下水汚泥固形燃料化、A下水熱利用、B栄養塩(窒素)除去、C栄養塩(リン)除去――の4テーマにかかる5事業が実施されることとなった。採択された5事業は、実証フィールドとなる下水道施設を管理する地方公共団体と連携を図りながら同事業を実施していく。なお、Aについては未処理下水の熱利用であること、BおよびCについては水処理技術は除くこと(ただしCの場合はリン回収技術を含む場合は可)を応募条件としていた。 |
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| 団体の動き/JS、MBRの第2次技術評価に着手 |
2012年03月29日 |
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| 日本下水道事業団(JS)は、「第63回日本下水道事業団技術評価委員会」を開催し、谷戸善彦JS理事長が松尾友矩技術評価委員会会長(東洋大学常勤理事)に対し、「膜分離活性汚泥法の技術評価(第2次)」の諮問を行った。今後、評価の審議は、技術評価委員会に設けられる「膜分離活性汚泥法専門委員会」(委員長:長岡裕東京都市大学工学部教授)に付託され、専門委員会での詳細な検討・評価が行われた後、技術評価委員会で最終的に審議され、今年度末に答申が行われる予定。 |
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| 企業の動き/大阪ガスグループ、バイオガス利活用型排水処理設備を初納入 |
2012年03月29日 |
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| 大阪ガスグループの潟Nリエーティブテクノソリューション(大石修社長)は、ガス利用者が初期投資を行わずにバイオマス製造設備やコージェネレーション設備などを導入できる同グループのサービススキーム「EcoWave」を活用し、大阪市鶴見区にある牛乳石鹸共進社活タ田工場内に、排水中の有機物から効率的にバイオガスを取り出す「UASB排水処理設備」を設置すると発表した。同スキームを活用した水処理設備の導入は、大阪ガスグループでは初めての事例となる。4月に設置工事に着手する予定。 |
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| 企業の動き/TOTO、節水機器による国内クレジット制度事業承認 |
2012年03月23日 |
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| TOTOは、先に国内クレジット認証委員会より承認を受けた、節水機器(トイレ、シャワーなど)の導入によりCO2排出削減量をクレジット化する方法論を用いて行う、CO2排出削減事業の事業承認を取得した。節水効果をCO2排出削減量としてクレジット化する方法の承認、および事業承認は、いずれも日本初。この事業を通じて得られたクレジットは、削減事業共同実施者である(一社)低炭素投資促進機構により購入され、その売却益の運営・活用についても、TOTOが排出削減事業者の委託を受けて実施する予定。 |
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| 団体の動き/海外水循環システム協議会、理事長に日立プラントの住川会長 |
2012年03月22日 |
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| 水ビジネスの具体的な案件創生に主体的に取り組むために設立された(一社)海外水循環システム協議会は、3月22日に開催された理事会において、理事長に鞄立プラントテクノロジーの住川雅晴取締役会長を、副理事長に東レ鰍フ大谷洋取締役および鹿島建設鰍フ浦嶋将年常務執行役員を選任した。 |
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| NPOの動き/日本水フォーラム、「世界水の日」記念イベント |
2012年03月22日 |
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| 国連が定めた「世界水の日」(World Water Day)の3月22日、それを記念するイベントが東京・新宿区のJICA研究所で開催された。主催したのは、NPO日本水フォーラム(森喜朗会長)。3月12〜17日までフランス・マルセイユ市で開催されていた「第6回世界水フォーラム」で行われた議論の中身について報告が行われたほか、世界の水問題をテーマに国際舞台で活躍する専門家や実務者らが、世界がいま直面している水問題を改めて浮き彫りにしつつ、すでに起きているそして近い将来に顕在化するであろう世界の水問題に対して日本はこれからどのように取り組んでいくべきなのか議論を交わした。上下水道事業に関係する官民の職員や学生ら約100人が参加した。 |
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| 企業の動き/電源開発、月島機械、メタウォーター等の共同企業体、広島市の下水汚泥低温炭化燃料化施設落成式 |
2012年03月22日 |
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| 電源開発梶A月島機械梶Aメタウォーター梶A月島テクノメンテサービス鰍フ4社で構成する共同企業体が2009年3月から建設を進めていた広島市西部水資源再生センター(広島市西区)内の下水汚泥燃料化施設が完成し、落成式が開催された。この燃料化施設は、同センターで発生する下水汚泥(高分子系脱水汚泥)を250〜350℃で炭化させるもの。50t/日の汚泥処理能力を持つ装置が2系列あり、年間4,490tの燃料化物の製造を見込んでいる。同市の向井政博下水道局長は、「下水汚泥の資源化促進、地球温暖化防止に大きく寄与するものと確信している」と同事業の意義を強調した。 |
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| 団体の動き/日本下水道協会、4月1日より公益社団法人へ |
2012年03月22日 |
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| (社)日本下水道協会は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成18年法律第50条)第44条の規定に基づき、内閣総理大臣より公益社団法人として認定された。これにより、同協会は4月1日をもって公益社団法人へ移行し、法人の名称は「公益社団法人 日本下水道協会」となった。 |
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| 自治体の動き/境港市、ゲゲゲの下水蓋が受難 |
2012年03月21日 |
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| 鳥取県境港市の“水木しげるロード”で、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪をあしらった下水道の公共ますの蓋7枚が何者かに盗まれていることがわかった。全7種類のうち6種類計7枚(約9万6,000円相当)が、無地の蓋とすり替えられていた。市は同日、鳥取県警境港警察署に被害届を出した。 |
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