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| 地球温暖化に伴う気象の極端化は、もはや一時的な異常事態ではなく、我々が立ち向かうべき恒常的な脅威へと変容している。毎年のように全国各地で発生する線状降水帯や記録的短時間大雨は、都市の排水能力を容易に凌駕し、内水氾濫による甚大な被害をもたらしている。こうした背景から、下
水道が果たすべき役割は、かつてないほど重要かつ複雑なものとなっている。
そこで今回は各地における地域の状況に合わせた内水氾濫対策を取り上げる。地形や人口を考慮することでメリハリのある対策を紹介するほか、住民を巻き込んだ対策や広報戦略のあり方についても見ていく。さらには内水氾濫対策の強い味方になるであろう技術や研究にもスポットをあてる。
自治体による内水氾濫対策と、民間が提供する確かな技術。そして学識者の研究の三つが融合すれば、市民の生命と財産を守る堅牢な防護線が構築されるだろう。 |
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下水道施設における健全性を維持し安定運用を持続させるうえで、特に躯体等にかかるコンクリート防食は長期的なコスト構造を左右する極めて重要な要素である。万一、腐食から破損に至り施設が使用不能に陥れば、その社会的影響は極めて大きいのはもちろん、腐食の進行はメンテナンス負担の増加や突発的な設備更新を招き、改築費用の前倒しや増大を余儀なくさせる。現在、現場の課題となっているのは、防食を安全管理やコスト管理の観点から捉え直し、ライフサイクル全体での費用最適化を実現することだ。 そこで本特集では、コンクリート防食にかかる最新の技術・材料開発・施工手法の数々を詳しく紹介する。腐食対策という深刻な課題を抱える自治体担当者に対し、先進的な技術がもたらす経済的メリットを広く知らしめ、実務レベルでの採用・導入を強力に後押しするプラットフォームとする。 また本号では、より強靱な社会の構築そして下水道事業のさらなる持続性向上を速やかに図るべく国が進めるプロジェクト「上下水道一体革新的技術実証事業」(AB-Cross)の本格始動を受け、その開発・実証状況も報告する。
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