| 企業の動き/三菱電機、シンガポールでMBRの実証実験 |
2016年07月11日 |
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| 三菱電機鰍ヘこのほど、高濃度オゾン水でろ過膜を洗浄する独自の浸漬型MBR技術「Eco-MBR」を工業排水の処理・再生システムに適用するためのラボ実験をシンガポールのセムコープ・インダストリーズ社と共同で行うことに合意し、覚書を締結した。2018年度の事業化をめざす。セムコープ社は、同国でNEWaterのプラントなどインフラ整備事業を手がける複合企業。今回の共同実験は、同社とシンガポール国経済開発庁(EDB)が取り組んでいる共同研究の一環として実施されるもの。今回実証するのは、三菱電機が今年3月に完成させたEco-MBRの処理性能。セムコープ社が管轄するジュロン工業団地の排水処理プラントの汚泥を用いて工場排水処理におけるEco-MBRの基本性能を研究所レベルで検証した後、実際の規模で設備を使った実験を行う予定だ。 |
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| 団体の動き/21世紀水倶楽部、「医療と下水道」テーマに研究集会 |
2016年07月08日 |
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| NPO法人21世紀水倶楽部は7月8日、東京・中央区のあすか会議室日本橋会議室で「医療と下水道」をテーマに研究集会を開催した。この研究集会は、医療の発達につれて薬、ワクチン、造影剤などさまざまな医薬品が生産され、その消費量も大幅に増加している現在、医療施設や個人での使用によってそれらの医薬品が下水道等へ流れ込み、さらに、環境中へ流出しているおそれもあることから、医療排水に焦点を当て、専門家に現状や課題等について講演してもらうことなどを狙いとして行われた。講演テーマと演者は以下のとおり。@「医療廃棄物の適正処理」(有害・医療廃棄物研究会原田優理事)、A「病院排水と下水道」(三機化工建設潟Gンジニアリング部石井和則部長)、B「公共用水域における医薬品の存在と挙動」(京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター中田典秀助教)。 |
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| 団体の動き/セラミックキャップバー工法研究会、構造物耐震補強工法でbP技術をめざす |
2016年07月06日 |
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| コンクリート構造物耐震補強工法のセラミックキャップバー(CCb)工法研究会は7月6日、第3回定時総会を東京・千代田区のスクワール麹町において開催した。平成28年度同研究会では、施工面の改良・改善実施のため可逆性グラウトの改良等の活動を予定。同研究会は昨年度の総会で施工中も含め16.8万本超の実績であると報告した。現在、施工中も含め30万本を超え、年度内にさらに5万本程度の実績増を見込んでいる。齋藤健会長は懇親会冒頭、「当研究会も発足3年目。今年から実務的な段階に移行する。補強工法であるCCbの市場は年々広がっている。競合他工法も増えてきている。当研究会特別会員である鹿島建設の力を借りてでも分野bPの技術としていきたい」と意気込みを述べた。 |
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| 団体の動き/デュアルシールド工法協会、岩川会長が再任 |
2016年07月05日 |
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| デュアルシールド工法協会は7月5日、平成28年度通常総会を東京・千代田区の海運クラブにおいて開催した。平成28年度同協会では、工法普及のため、年3回程度の工法説明会、地方都市発注者向け現場見学会、協会会員向けの技術説明会等の活動を予定している。同総会では役員改選が行われ、岩川智会長が再任された。岩川智会長は総会冒頭、「昨年度は東京都で15件、千葉県で1件の施工が行われ、施工延長は1万400mとなった。一部の工事では当工法では初めてとなるRCセグメントを使用した。現在、下水道事業は安全・安心をモットーに防災・減災・老朽化対策として雨水対策事業、ストックマネジメント事業等の新制度が設けられている。雨水事業ではバイパス管路、雨水幹線等の計画があり、急曲線施工を得意とする当工法に対する期待が予想される。今後も機械・技術の拡充、工法の発展に尽力する」と挨拶した。 |
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| 団体の動き/日本スナップロック協会、平成28年度営業・技術研修を開催 |
2016年07月05日 |
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| 管きょ接続部および継手部の耐震化工法等の全国展開を図っている日本スナップロック協会は7月5日、東京・新宿区の東京都トラック総合会館において平成28年度営業・技術研修会を開催した。“想定外”と評された熊本での大震災によって改めて下水道施設の耐震化が注目されるなか、講習会には会場一杯の約60人が参加。「マグマロック工法NGJ」など下水道管路耐震化技術や営業知識などを深めた。研修会では、マグマロック工法およびマグマロック工法mini・NGJ、マグマロック工法NGJに関する技術改良の状況や施工管理上のポイントについて講義した。また午後には、同協会がこの6月に団体加盟した「安心マンホール工法協会」について、人孔の浮上防止や管口損傷防止を図る安心マンホール工法についてガイダンスが行われた。 |
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| 企業の動き/グレースケミカルズ、7月から「GCPケミカルズ」へ社名変更 |
2016年07月01日 |
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| コンクリート製品用化学混和剤などの製造・販売を行っているグレースケミカルズ梶i東京都千代田区飯田橋1−8−10)は7月1日付で社名(商号)を「GCPケミカルズ株式会社」へ変更する。これは、同社米国本社W.R.Grace & Co.の分割に伴うもの。W.R.Grace社はこの2月に会社を二つの株式会社に分割し、混和剤部門を含む建材事業については新会社「GCP Applide Technologies Inc.」で取り扱うこととした。Applide Technologies社は米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、世界40ヵ国の生産拠点において、引き続き建設材料等の製造・販売を継承していく。GCPケミカルズ社は日本における混和剤取扱い部門として、ヒューム管成形時に発生するセメントスラリーを回収して管材製造に再利用するセンフィニティーシステム等の事業に従来どおり関わっていく。 |
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| 団体の動き/日本レジン製品協会、守屋会長が再任 |
2016年06月29日 |
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| 日本レジン製品協会は6月29日、東京・千代田区の学士会館において平成28年度定時総会を開催した。同協会は昨年度、全国に先駆けてレジンコンクリート推進管を採用した岡山市の岡東浄化センターにおいて施設見学会を実施するとともに、同市がレジンコンクリート管を採用した理由等について同市の大杉誠下水道河川局長らから説明を受けるなどした。平成28年度は、東京都江東区の清水建設褐、究所の見学会を実施するほか、酸性排水が発生する工場等への見学会やレジン製品PR用DVDの制作を検討している。また任期満了に伴う役員改選では、守屋洋会長の続投が決まった。 |
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| 団体の動き/ヒューム管&ベルスタ推進工法協会、穴澤会長が再選 |
2016年06月27日 |
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| ヒューム管&ベルスタ推進工法協会は6月27日、東京・千代田区のホテルルポール麹町で平成28年度定例総会を開催した。総会で可決承認された平成27年度活動実績によると昨年度末までの施工実績は、ヒューム管推進工法で累計387件(総施工延長8万6,184m)、ベルスタモール工法で累計402件(総施工延長10万9,494m)となっている。平成28年度は、昨年度に引き続き推進機の改良を進めるほか、工法説明会・現場見学会の全国各地での適宜開催等を予定している。また総会では任期満了に伴う役員の改選が行われ、穴澤康之会長の続投が決まった。穴澤会長は「今後、雨水幹線工事の発注が増える見込み。我々が実施している既設人孔到達や既設幹線への直接到達等の工事が今後も多く発注されるものと期待している」と期待感を示した。 |
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| 団体の動き/品確協、「下水道管路更生管理技士」第1回共通一次試験5名合格者のうち品確協会員は1名 |
2016年06月24日 |
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| (一社)日本管路更生工法品質確保協会(品確協)が立ち上げた新しい資格制度に基づく初めての試験が4月24日に行われ6月24日、合格者が発表された。それによると、受験者は23名で合格者は5名、合格率21.7%という難関となった。新しい資格制度に伴い、品確協の会員である各工法協会がそれぞれ行ってきた資格制度を統一し、初めて行われた共通一次試験の合格者5名のうち、品確協会員は1名のみ。他の4名は、コンサルタントや会員以外の土木関係者となった。結果について品確協の前田正博会長は、「意図的に難しい試験にしたつもりはない。管更生を手掛けるうえで知っておいてもらいたい内容を盛り込んだ。品確協全体のレベルアップにつなげていくためにも、しっかりと勉強していただきたい。一方品確協としては、資格保持者に対するメリットが生まれるような仕組みを作らなければならない」という考えを示した。 |
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| 団体の動き/ツインドリル工法協会、村松会長が続投 |
2016年06月24日 |
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| ツインドリル工法協会は6月24日、第9回総会を東京・荒川区のホテルラングウッドで開催した。平成28年度は、「下水道展'16名古屋」への出展、同工法に関する工機具・材料および施工技術の調査研究、同工法に関する普及・宣伝活動およびデモ施工の全国展開、技能講習会の開催等の活動を予定している。同総会では役員改選が行われ、松村行雄会長、理事、監事ともに再任された。松村会長は総会冒頭「平成27年度は施工本数が8,000本となり、年間目標の1万本を達成できなかった。設立から10年で10万本の目標が難しくなりつつある。しかし、今年度新たに3社の入会があり45社(46会員)となった。全会員が各社で年間250本施工すれば年間1万本の目標は達成できる。当協会と会員各社の発展のためにも最低目標達成をお願いしたい」と述べた。 |
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