| 団体の動き/雨水貯留浸透技術協会、新会長に元国土交通事務次官の佐藤直良氏 |
2016年06月03日 |
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| (公社)雨水貯留浸透技術協会は6月3日、東京・江東区の新木場タワーで、公益社団法人移行後5回目の定時社員総会を開催。5年にわたり会長を務めた松田芳夫氏に代わり、元国土交通事務次官で(一財)日本建設情報総合センター顧問の佐藤直良氏が会長に就任した。総会では、太陽光発電の普及に伴う流出抑制施設の計画設計業務、プラスチック地下貯留施設の海外展開、中国の「スポンジシティ計画」に関する情報交換など、平成27年度における事業活動が報告された。今年度もこれらを継続するとともに、評価認定事業に力を入れる方針。なかでも適格認証制度「SoRA」を広めていく。総会後、懇親会で挨拶に立った佐藤新会長は、「“雨を楽しむ”など、現在では雨のとらえ方が多様化している。日本が成熟する中、雨水貯留浸透技術は間違いなく中核技術となる。私は挑戦するのが好きなので、皆さんも挑戦していただきたい」と述べた。 |
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| 団体の動き/名古屋国際見本市委員会、中部ライフガードTEC2016開催 |
2016年06月02日 |
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| 防災・減災関連企業の展示会「第4回中部ライフガードTEC2016」(名古屋国際見本市委員会主催)が6月2、3日の2日間、名古屋市港区のポートメッセ名古屋で開催された。今年は4月の熊本地震から市民の関心も高く、2日間で約2万人の来場者があった。中部地域では、東海沖地震や南海地震など海底で起こる地震が予測され、津波などへの関心が高い。また先の熊本地震では、前震、本震と震度7クラスが続き一般家屋やアパートなど揺れに耐えきらず住居が倒壊するなど強度が求められている。会場では、耐震ベッドや土砂災害に備えるネットなどの展示が注目を集め、担当者が質問攻めにあっていた。また、ゲリラ豪雨時に地下街などの浸水被害を防ぐ止水版など地域に関連する企業も多数出展していた。来年度は5月18、19日に、同じくポートメッセなごやで開催予定。 |
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| 自治体の動き/大阪府、渚水みらいセンターで小学生対象に環境学習 |
2016年06月02日 |
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| 大阪府は6月2日、淀川左岸流域下水道・渚水みらいセンター(枚方市)において、地元小学4年生を対象とした「トンボの生態観察とヤゴ放流の集い」を開催した。共催は(一財)都市技術センターで、約80人が参加した。渚水みらいセンターでは、一般開放している親水空間・いこいの広場において、ヤゴの放流やトンボの生態を観察する環境学習を毎年実施し、下水道の役割について広くPRしている。当日は、“トンボのお話”の講座や同センターの施設見学などとあわせて行い、下水を高度処理することによりヤゴが生息できるほどの水質に改善することを約80人の参加者に体感してもらった。ちなみにヤゴは、プール開きで駆除される前に近隣の小学校から“救出”したもので、命の大切さについて学んでもらうことも目的の一つとしている。参加した子どもたちからは、「ヤゴにさわれて楽しかった」「ヤゴの成長するすがたを見てみたい」などの感想が寄せられた。 |
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| 団体の動き/管路協中部支部、災害時の支援拡大に向け災害協定を推進 |
2016年06月02日 |
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| (公社)日本下水道管路管理業協会中部支部は6月2日、三重県四日市市の四日市都ホテルで第23回全大会を開催した。開催にあたり、冒頭、伊東敏夫支部長が「協会に加入しなくても同じ仕事をしている会社はある。しかし技術を研鑽し、自治体のもと、災害時に緊急対応をしていくことで我々の評価も変化する。我々は市民のために支援するスペシャリストとしてPRする必要がある。そのためにぜひ、災害協定をすべての自治体と結ぶ方向で進めていただきたい」と会員に訴えかけた。全体会で可決承認された平成27年度事業報告によると、昨年度は9月に発生した関東・東北豪雨による茨城県への災害復旧支援活動や災害対応訓練を全19回実施したほか、下水道管路管理技術セミナーを開催するなどした。今年度は、災害調査および災害時対応訓練、中部支部下水道管路施設管理技術セミナーを10月に石川県で、11月に三重県で実施するほか、9月にあいち下水道フェアおよび富山県での下水道フェスタに出展する予定。 |
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| 団体の動き/オールライナー協会、小林会長が続投 |
2016年06月02日 |
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| オールライナー協会は6月2日、第22回定時総会を金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢で開催した。同協会は昨年度、倉敷市で開催された「下水道管更生技術施工展2015岡山」や「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2015」等に出展したほか、全国で施工技術研修会を11回、統括監理者研修会を15回、等の活動を行った。平成28年度は、各支部で技術管理者試験、統括監理者試験、穿孔研修会、施工研修会を開催するほか、「下水道管更生技術施工展2016千葉」、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2016」への参加、等の活動を予定している。役員改選では、小林友則会長の続投が決定した。小林会長は総会冒頭「昨年度は施工距離が75kmを超え、累計施工距離が1,000kmを超えた。これはユーザーからの信頼を得ている証。設立22年が経ち会員の年齢も高くなってきている。今後は技術等のノウハウを若年層に継承していかなくてはならない。今後も会員各社とともに発展していきたい」と述べた。 |
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| 団体の動き/光硬化工法協会近畿地域支部、ますます需要が高まる管更生工事 |
2016年06月01日 |
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| 光硬化工法協会近畿地域支部は6月1日、大阪市福島区のホテル阪神で第14回定時総会を開催した。開催にあたり、岩尾敬司近畿地域支部長が「昨年度のシームレスシステム工法等による光硬化工法では、近畿の施工実績は前年度を上回る実績」と述べ「大阪を中心に大都市では、老朽化した下水管も多く、管更生工事の推進は今後も必要。また近畿地域の多くの市町でも、ますます管更生工事が必要とされ、確実に実績も増加する」などと挨拶した。総会で承認された平成27年度事業報告によると同支部では昨年度、管理技術者向け講習会や認定試験のほか、新工法「アルファライナー工法」のPR活動等を実施。今年度は、自治体等へのシームレスシステム工法のPR活動、営業研修会や技術委員会の充実。また工法技士研修において6月23日に大阪市中央区のエル・大阪で更新・延長の講習会を実施する計画だ。 |
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| 企業の動き/クラボウ、先進技術センターを公開 |
2016年05月31日 |
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| クラボウ(倉敷紡績梶jは5月31日、今年2月に竣工した先進技術センター(大阪府寝屋川市下木田町14−30)を報道関係者向けに公開した。同センターは、収益性の高い新規事業の創出と非繊維事業拡大を目指そうと、これまで分散していた研究施設を製品事業部発祥の地に集約したもの。1〜2階は環境メカトロニクス事業部、3〜4階は技術研究所・研究室、5階は居室・研究開発設備が入る。施設規模は、鉄骨造5階建、延床面積7,312.04m2(敷地面積1,697.4m2)。「技術イノベーションによる新規事業の創出と非繊維事業拡大への貢献」をスローガンに、他社にない技術の構築、コア技術から事業を創出、有望市場での事業を企画するなど、コア技術をさらに進化させ、事業の収益向上を図る。 |
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| 団体の動き/水循環フォローアップ委、第6回委員会を開催 |
2016年05月31日 |
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| 水制度改革議員連盟が設置した水循環基本法フォローアップ委員会(座長:沖大幹東京大学教授)は5月31日、東京・千代田区の衆議院第一議員会館において第6回委員会を開催した。同委員会は、平成26年7月に施行された水循環基本法に実効性を持たせるため発足したものだが、このほど新体制となり、今回が本格的な活動のスタートとなった。まず、水のグローバルリスクに関する共通認識を持ってもらうため学習会が行われ、沖座長は「水はローカルな問題のようにとらえられがちだがそうではない。世界がつながりがある時代になった故にグローバルな問題となった」ことを前提に話を進めた。その中で、世界経済フォーラム(WEF)による『グローバルリスク報告書2016』について触れ、長期的には「気候変動の緩和・適応の失敗リスク」よりも「水危機」のほうが深刻に受け止められていることなどを説明した。多忙の中駆けつけた水議連の中川俊直事務局長(衆議院議員)は、「本年度から、水循環白書が策定されるようになった。2018年の国際水協会(IWA)世界会議や2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどの開催とコラボしながら、日本の素晴らしい水政策を世界に広めていきたい」と挨拶した。 |
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| 団体の動き/日本下水道施設管理業協会、服部会長の続投を決定 |
2016年05月31日 |
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| (一社)日本下水道施設管理業協会は5月31日、東京・港区のTKPガーデンシティ品川で、第5回定時社員総会を開催した。平成27年度同協会では、@労務単価改定に伴う業務委託等の特例措置に準じた措置がとられるよう国土交通省へ要望、A国交省の社会資本メンテナンス確立に向けた民間資格登録制度について情報収集するなどした。会員受託実態調査では、昨年度の会員の受託契約金額は総額で前年度比5.1%増の1,357億円。ユーティリティ分を差し引くと同3.0%増の926億円だった。また一般社団法人移行の際に義務付けられた公益目的支出は平成27年度事業をもって完了させた。今年度事業では、@自治体におけるストックマネジメントへの貢献のあり方検討、A会員の技術向上、安全対策活動の充実等を重点項目に掲げた。また任期満了に伴う役員人事の改選では、服部博光会長が再任された。続投にあたり服部会長は、「地方と東京、水道とゴミのような異分野、あるいは公民連携などさまざまな糸を紡ぎながら、これからの多難な時代を、会員の皆様と乗り切っていきたい」と話した。 |
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| 団体の動き/EICA、清水会長が再任 |
2016年05月30日 |
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| 環境システム計測制御学会(EICA)は5月30日、東京・品川区の品川区立総合区民会館「きゅりあん」において平成28年度総会を開催した。平成27年度におけるEICAの事業活動としては、日本学術会議「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」の後継団体である「防災学術連携体」への加入と連携、昨年で10周年を迎えたことを記念して開催された未来プロジェクト/新・未来プロジェクトの10周年記念セミナーなどである。また、28年度事業計画では、横浜市で予定されている第28回研究発表会の開催、未来企画会議の開催などが挙げられる。任期満了に伴う役員改選では、清水芳久会長が再選された。清水会長は総会冒頭に挨拶し、昨年度の事業活動を紹介し、「当協会も少子高齢化になっており、今後若手の個人会員を増やすために、昨年は活性化ワーキンググループを立ち上げ、広報活動への利用を目的とするパンフレットを作成した。(その成果が現れ、賛助会員が2社増えたが)総会の議案にもなっているシニア会員の条項を増やす会則の修正も行う。これからもよろしくお願いしたい」などと語った。 |
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