団体の動き/NEDO、「被災建造物内移動RTシステム」など発表 |
2009年02月13日 |
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(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、東京・千代田区のNEDO日比谷オフィスで明らかにした、5年後の事業化を目指すロボット6体のうち、下水道分野でも将来活躍の可能性が高い「被災建造物内移動RTシステム 閉鎖空間内高速走行探査群ロボット」が発表された。このロボットは、NPO国際レスキューシステム研究機構、東北大学、(独)産業技術総合研究所、(独)通信情報研究機構、バンドー化学梶A潟Vンクチューブ、ビー・エル・オートテック梶A潟nイパーウェブが研究開発を進めているもので、人間が指示した方向に段差などを自律踏破しながら移動できる半自律操縦支援システムのほか、ロボット自ら閉鎖空間の3次元地図を構築できるシステムを搭載している。 |
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団体の動き/下水道機構、新技術セミナー |
2009年02月13日 |
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(財)下水道新技術推進機構は、東京と大阪の2会場で第46回下水道新技術セミナーを開催した。2月13日に開催された東京会場(港区・発明会館)では、下水・下水汚泥からのリン回収活用に関する検討会の座長も務める津野洋京都大学教授が「下水道におけるリン回収技術の動向と展望」をテーマに基調講演を行い、全国農業協同組合連合会肥料農薬部海外原料課の末原宗紀課長が特別講演を行い、世界的にリンの需要が増えている状況を説明し、「出荷が制限されているので、新しいソースの開発が最大の課題である」と下水道界への期待を示唆した。大阪会場は20日、大阪市内の大阪科学技術センターで開催された。 |
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団体の動き/日本SPR工法協会、耐震研修会 |
2009年02月12日 |
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日本SPR工法協会は2月12日(東日本地区)と14日(西日本地区)、耐震研修会を開催した。東日本地区の研修会は東京・千代田区の日本教育会館で行われ、管きょ更生工法の耐震性能の基本的な考え方を説明したうえで、同協会技術部の山根歩次長が、SPR工法とオメガライナー工法における耐震計算の方法やこれまでの耐震化への取り組み、国庫補助対象となる自立管と複合管との計算方法の違い等々詳細にわたって解説した。 |
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国の動き/国土交通省、日印水環境ワークショップ |
2009年02月11日 |
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国土交通省は、インド国都市開発省および国際協力機構インド事務所と共同で、インド・ニューデリーにある都市開発省内において「日印水環境ワークショップ」を開催したことを発表した。このワークショップは、昨年6月にインドで行われた「第2回 都市開発に関する日印交流会議」の結果、水分野等への協力を約束したことを受け開催されたもの。前日には、再生水利用を進める同国バンガロール上下水道局において再生水と膜処理技術をテーマにしたセミナーを開催した。日本からは、国土交通省、日本下水道事業団、(財)下水道新技術推進機構、潟Nボタ、鞄立プラントテクノロジーが出席し、膜分離活性汚泥法の技術やLOTUSプロジェクトについてプレゼンテーションした。 |
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団体の動き/下水道機構、東京都下水道局東部スラッジプラント等の現場研修会 |
2009年02月10日 |
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(財)下水道新技術推進機構は、(社)日本ガス協会の共催により、東京・江東区の砂町水再生センターにおいて、第51回(平成20年度第3回)新技術現場研修会を開催した。現場研修の対象となったのは、同センター内にある東部スラッジプラントの汚泥炭化設備と、新砂三丁目地区地域冷暖房のための下水熱供給設備で、定員を上回る約100名が地球温暖化対策として期待されるこれらの設備を見学した。 |
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企業の動き/日立プラントテクノロジー、シンガポールのRO膜メーカー買収 |
2009年02月06日 |
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水ビジネスの海外展開を積極的に進めている鞄立プラントテクノロジー(住川雅晴社長)は、シンガポールのRO膜(逆浸透膜)システムメーカーAqua-Tech社を買収したことを発表した。同社ではこれまでRO膜システムを外部調達していたが、Aqua-Tech社を傘下に加えることにより、自社のMBR(膜分離活性汚泥処理)システムとRO膜システムを組み合わせ、造水(海水淡水化)から排水処理、再生水供給にいたるプラントの一貫供給体制を確立できるようになる。運営管理を含めた水ビジネスの拡大を図る同社の動きが加速する。 |
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団体の動き/日本下水道光ファイバー技術協会、技術講習会 |
2009年02月06日 |
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(社)日本下水道光ファイバー技術協会は、東京・千代田区の協会内会議室において平成20年度技術講習会を開催した。招待講演として、国土交通省都市・地域整備局下水道部下水道企画課の鈴木あや子資源利用係長により、下水道光ファイバー関連の国庫補助制度や導入した際の活用方法などが説明された。
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団体の動き/アイアンモール協会、千葉市で改築推進工事 |
2009年02月05日 |
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アイアンモール協会(鷲尾淳俊会長)は2月5日、(財)千葉市都市整備公社発注の排水施設新設工事で採用された改築推進工法「アイエムリバース工法」工事の着手を受けて、現場となる千葉市内で同工法の現場見学会を開催した。今回の工事は、既設の雨水管の能力増強を目的としたもの。既設の小口径管φ300oをφ1,000oの中口径管に入れ替える大幅能力増を、改築推進工事で行うのは今回が初めて。施工現場となったのは、国道16号線付近の千葉市稲毛区長沼原町地内で、発進立坑は救急病院である千葉脳外科病院前に位置している。工事はこの発進立坑より上流側に延長67.4m、下流側に同77.5mの2スパンが対象で、既設管路施設のφ300oヒューム管およびマンホール6個(上流側3個、下流側3個)を、φ1,000oヒューム管に入れ換えるというもの。 |
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団体の動き/ハットリング工法研究会、松戸市でマンホール浮上対策現場見学会 |
2009年01月30日 |
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ハットリング工法研究会(武田文雄会長)は、千葉県松戸市古ヶ崎地内で施工中の現場を公開した。日本初の「すぐやる課」を作ったことで有名な千葉県松戸市では、下水道地震対策緊急整備事業も迅速に進めている。そのうちマンホールの浮上抑制対策については、震災時に緊急車両の通行に支障※がないよう、重要幹線道路のマンホールについて5年間で2,500基への対応を計画している。平成21年度、181基については、マンホール本体に影響を与えることなく低コストで施工が可能なことから、同工法が採用された。 |
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団体の動き/21世紀水倶楽部、管渠水理学シンポジウム |
2009年01月30日 |
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NPO21世紀水倶楽部は、東京・千代田区の砂防会館で、「下水道水理学を考える」と題するシンポジウムを開催した。シンポジウムではまず、昨年9月に発刊されたWilli H.Hager著『下水道水理学 理論と実務』を翻訳したHager下水道水理学研究会主査で、(社)日本下水道管路管理業協会の田中修司専務理事が「『設計指針』だけに頼っていいのか」をテーマとして講演を行った。次に、愛媛大学工学部環境建設科の渡辺政広教授が「マンホール蓋はなぜ飛ぶのか」と題して講演した。この講演では、マンホール蓋が飛散する直接的な原因、サーチャージ(満管)流れはなぜ発生するのか、下水管渠内空気流動解析モデルの必要性が紹介された。最後に、実際の現場経験者の立場から、元横浜市下水道局建設部長で21世紀水倶楽部の巽良雄理事が「現場で何が起こっているのか」を、実際の動画を使って解説した。 |
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