団体の動き/雨水ネットワーク会議、第一回全国大会 |
2008年08月06日 |
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雨水に関わる市民、企業、行政および学会などが互いに連携し、情報交換と交流活動を行うための緩やかなネットワーク組織「雨水ネットワーク会議」が発足、東京・墨田区のすみだリバーサイドホールにおいて第一回全国大会を開催した。雨水ネットワーク会議は、都市の雨水問題を総合的に解決する目的で設立されたもので、参加団体は、8月1日現在で全国の129の地方公共団体で構成される雨水利用自治体担当者連絡会をはじめ、雨水利用事業者の会、(社)雨水貯留浸透技術協会、(財)下水道新技術推進機構、(社)日本建築学会、関西雨水市民の会、NPO雨水市民の会で、アドバイザーとして国土交通省、環境省が加わった。ただし、雨水ネットワーク会議では、誰もが参加できる開かれた組織を目指しており、広く参加を呼びかけている。 |
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国の動き/国交省、「雑司ヶ谷幹線再構築工事」事故再発防止への取り組み |
2008年08月06日 |
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国土交通省下水道部は、8月5日の「雑司ヶ谷幹線再構築工事」現場で、作業員5人が突然の増水に流され死亡する事故を受けて、再発防止に向けた取り組みを実施している。事故発生直後の8月6日には、都道府県等の下水道工事発注者に対して工事現場における集中豪雨等に対する安全管理体制を点検するよう伝えたほか、安全対策を業者に徹底させるよう、要請を行った。また、下水道工事全般に対応できる“安全の手引き”を早急にまとめようと、「局地的な大雨に対する下水道管渠内工事等安全対策委員会」(委員長=古米弘明・東京大学教授)を発足させている。8月21日に東京・新宿区の(財)下水道新技術推進機構で開かれた第1回委員会では、委員から「水理計算をして予めリスクを知っておくことも必要」、「安全対策費を(工事費に)見込むべき」、「ヒヤリハットを共有財産にして手引きに入れたい」などの意見が出された。委員会では今後、@作業中止基準・再開基準、A気象情報等の入手・伝達方法、B迅速な撤収、退避を可能とする具体的な計画の立案――等の安全対策のあり方を検討していく。 |
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学の動き/長岡技術科学大学、中小規模用の消化ガス発電の研究開発実験 |
2008年08月05日 |
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中小規模下水処理場用の消化ガス発電システムの確立に向けた研究開発を平成19年度より新潟県長岡浄化センター内で行っている長岡技術科学大学は8月5日、その実験状況を公開した。研究開発は、国土交通省建設技術研究開発の助成を受けた「高性能分離膜とガスエンジンによる下水汚泥バイオガスからの低コストエネルギー生産技術の開発」。(独)土木研究所、鞄結梵ン計事務所との共同研究で、分離膜を用いた消化ガス精製技術と小型ガスエンジンによる低コストで高効率なエネルギー生産技術の確立をめざす。 |
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団体の動き/管診協、北陸でアセットマネジメントの講演会 |
2008年08月04日 |
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管路診断コンサルタント協会は、富山市湊入船のとやま自遊館において、「下水道のアセットマネジメント」をテーマとする平成20年度講演会を開催した。講演では最初に、富山市上下水道局の中川英明参事が「下水道事業の現状と今後の見通し」を題する講演を行い、富山市内には法定耐用年数50年を超える管きょが約10km存在することを踏まえ、今年度中に改築更新計画を策定することを紹介した。次に、国土技術政策総合研究所の藤木修下水道研究部長が「下水道のアセットマネジメント」をテーマに講演し、アセットマネジメントの基本的な考え方を示した。最後に、元横浜市下水道局建設部長で管診協の巽良雄技術顧問が講演し、「下水道の長寿命化支援」についてわかりやすく解説した。 |
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団体の動き/JS、設備工事調達方法第1回検討委 |
2008年08月01日 |
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日本下水道事業団(JS)は、下水道(機械・電気)設備工事調達方法について外部有識者からなる検討委員会を設置し、東京・港区の品川インターシティにおいて第1回検討委員会を開催した。検討委員会の冒頭、澤井英一理事長が挨拶に立ち、「日本下水道事業団における工事発注については、平成18年度からすべての工事に一般競争入札方式を適用している。しかしながら、これまでの適用状況をみると、特に機械・電気設備工事の入札では、応募なし、不調、1者入札、低入札などさまざまな事象が発生している。これらの問題を解決するために、JSが先駆けて取り組むことは、同じ問題に直面している多くの自治体にとっても大きな意義があることだと思われる」と検討委員会の意義を語った。審議は、JSサイドから紹介された下水道設備工事における調達の現状と課題をもとに進められ、活発な意見交換が行われ、入札制度のみならず、設計段階や維持管理段階まで捉えた、より踏み込んだものとなった。検討委員会は概ね2ヵ月に1回程度行われ、来年初めには中間報告または最終案を取りまとめ、それをもとに平成21年度から新しい制度での調達を実施していく見通し。 |
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国の動き/国土交通省、第5回打ち水大作戦 |
2008年08月01日 |
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国土交通省は、東京・千代田区の国土交通省合同庁舎3号館正面玄関前において、春田謙事務次官や松井正樹下水道部長参加のもと、「2008国土交通省打ち水大作戦」を実施した。5回目の実施となる今回は、東京都下水道局が用意した高度処理水400Lのほか、同省中央合同庁舎3号館の風呂の残り湯60Lの計460Lを散水した。春田事務次官の「打ち水始め」の掛け声を合図に、浴衣をまとった同省職員らがジョウロやひしゃくなどを用いて一斉に水をまいた。打ち水開始前には33.0℃だった会場付近の気温は、およそ20分後には30.5℃にまで下がった。 |
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団体の動き/下水道メンテ協、学生がインターシップで維持管理体験 |
2008年07月31日 |
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下水道メンテナンス協同組合(鈴木宏理事長)では、文部科学省で推進しているインターンシップ制度を導入しており、夏期休暇を利用して参加した学生男女3名の下水道維持管理業務の職場体験をスタートさせた。 |
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団体の動き/スナップロック協会、施工技能認定研修会 |
2008年07月29日 |
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日本スナップロック協会(喜多島恒会長)は7月29、30日の2日間にわたり、第2回施工技能研修会を東京・港区の東京浜松町海員会館において70余名の参加者のもと開催した。1日目はスナップロック工法、スーパースナップロック工法、マグマロック工法の基本性能および構造について、講義と施工実技講習が行われた。2日目は、マグマロック工法mini・NGJ、マグマロック工法NGJについて実技中心の研修会となった。 |
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団体の動き/JS九州総合事務所、関西地域の特徴的な施設を見学 |
2008年07月28日 |
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7月28、29日の両日、JS日本下水道事業団九州総合事務所は、恒例となった施設見学会を開催した。今年は約25名の参加者を得て、初日には大阪市舞洲スラッジセンター、2日目には若狭町海越浄化センター(膜分離活性汚泥法)と滋賀県湖南中部浄化センター(炭化炉等の汚泥設備)を見学し、活発な意見交換会も行われた。 |
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団体の動き/施設協・管理協・管路協、下水道長寿命化支援策を探るセミナー |
2008年07月25日 |
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下水道長寿命化支援制度と下水道施設のストックマネジメントに関するセミナーが7月と8月、横浜市と大阪市の2会場において開催された。主催は、「下水道長寿命化支援制度と下水道施設のストックマネジメントに関するセミナー」開催実行委員会((社)日本下水道施設業協会、(社)日本下水道処理施設管理業協会、(社)日本下水道管路管理業協会)。このうち、「下水道展'08横浜」の開催に合わせて7月25日に横浜市西区のパシフィコ横浜で開催された同セミナーには、関東近隣の地方公共団体の関係者ら約400名が聴講に訪れた。 |
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