企業の動き/NJS、ドローン多面活用で新会社設立 |
2020年04月30日 |
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劾JSは4月30日、農業用排水施設などの点検調査へドローンを活用するために「竃k王インフラサイエンス」(北海道帯広市)を設立し、同6日から営業を開始したと発表した。下水道管路などの調査点検技術として開発を進めているドローンを農業分野での施設管理に適用する。これを足掛かりに下水道以外のインフラ分野への進出を本格化させたい考え。新会社は、北王コンサルタント梶i北海道帯広市)との連携。農業分野に強く北海道で実績を重ねる北王コンサルタントと上下水道分野に強いNJSとの連携で、下水道分野以外でのドローンを使った閉鎖性空間調査点検サービスの事業化を促進するのが狙い。新会社では、北海道を中心に農業用排水施設、道路横断雨水排水管、下水道管路などの調査点検サービスやドローンの販売を主に、インフラ管理の総合的なサービスを展開していく。北海道は農業用排水路や道路面排水管の市場が大きく点検調査の需要も見込めることから、NJSではドローンビジネスを本格展開するための出発点として帯広市を選んだ。 |
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民間の動き/マンホール蓋愛好家ら、マンホールカードでゲームを考案 |
2020年04月21日 |
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「マンホールカード」を使ったゲーム「ナイスマンホ! 」の公式ルールが、考案者の手で動画投稿サイト「YouTube」にアップされた(https://www.youtube.com/watch?v=Qt3X1JK82pk)。ナイスマンホ!は、すべてのカードに印刷された種類分けイラスト「ピクト」を使って遊ぶゲーム。カードゲーム「UNO」を参考に考案された。ピクトには花や木、観光名所、世界遺産など約30種類の分類があり、プレーヤーは、“場”に出されたカードのピクトと一つでも合致する手札があればそれを手放せる。早く手札を手放した者が勝ちとなる。 |
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国の動き/国土交通省、都市浸水対策検討会が提言骨子を公表 |
2020年04月14日 |
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国土交通省の「気候変動を踏まえた都市浸水対策に関する検討会」は4月14日に第2回会合を書面開催し、下水道による都市浸水対策の観点に基づく提言の骨子をとりまとめた。気候変動に伴って今後増大するであろう水災害リスクに対応した下水道分野の対策として、(1)雨水管理総合計画の見直し、(2)下水道施設耐水化の推進、(3)早期の安全度向上、(4)ソフト施策のさらなる推進・強化――の4点を示した。委員会では次回会合で最終とりまとめを行う予定。 |
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自治体の動き/名古屋市、下水道科学館を3月にリニューアル |
2020年03月20日 |
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名古屋市下水道科学館(名古屋市北区)が、3月20日にリニューアルオープンする。昨年、開館30周年を迎えた記念の事業。近年増加する、台風や豪雨の浸水被害を体験学習できるコーナーを新設するなど、展示内容を一新した。また、メタウォーター鰍ェ施設のネーミングライツを取得し、愛称が「メタウォーター下水道科学館なごや」となる。リニューアル後の展示室は「暮らしと下水道」「下水処理のしくみ」「下水管の維持管理」「災害への備え」「下水道の歴史と未来」の、5つのエリアで構成される。なかでも、災害への備えを学ぶエリアでは、来場者が浸水時の被害を実際に体験しながら学べるよう工夫している。「主な来場者の子どもたちは浸水被害を経験していない。展示を通じて、災害や、その対策について考えるきっかけにしてほしい」(広報担当者)。 |
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自治体の動き/東京都、デザインマンホールスタンプラリーを開催 |
2020年03月08日 |
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東京都では初の試みとして、3月8日から5月11日にかけて、「デザインマンホール モバイルスタンプラリー」を開催。都内18区市、42ヵ所に設置された、地域にゆかりのあるアニメキャラクターなどをデザインしたマンホール蓋を巡った数に応じて、デザインマンホール蓋のミニチュアやコースターなどが貰えるプレゼントに応募できる。また、すべてのマンホール蓋を回った人には、もれなく認定証が授与される。対象になるマンホールは、千代田区の「鉄腕アトム」や世田谷区の「ウルトラマン」のほか、「ガンダム」「あらいぐまラスカル」「ハローキティ」など、おなじみのキャラクターが勢ぞろい。各区や市のオリジナルキャラクターも多数、対象となっている。 |
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団体の動き/JSTT、非開削技術講習会を大阪で実施 |
2020年03月05日 |
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(一社)日本非開削技術協会(JSTT)は非開削技術講習会を3月5日、大阪市此花区の大阪ガス鞄ア管技術センターにおいて開催した。同講習会は大阪および東京それぞれで開催することとしていたが、政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針に沿って室内講習のみの東京開催は取りやめ、屋外講習を併催する大阪開催だけを実施した。18名が参加した。講習会前半では、(一社)日本管路更生工法品質確保協会の佐藤敏男氏が「管路更生工法〜管路の老朽化に伴う管路更生工法の紹介〜」をテーマに管路更生工法全般について講演したほか、JSTTから地下探査技術委員会の網崎勝氏および工法委員会の伊藤靖委員長が解説を行った。その後、屋外会場において、レーダ探査機およびパイプロケーターの実機を使った体験操作とHDD工法のデモ施工を見学した。参加者からは同講習会について評価する声が多く聞かれた。 |
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企業の動き/月島機械ほか、スマートグラスを導入 |
2020年03月01日 |
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月島機械鰍ニ子会社の月島テクノメンテナンスサービス鰍ヘ、上下水道施設における現場業務のスマート化に乗り出す。建設や運転、維持管理の現場業務を支援するためのツールとして、メガネ型ウェアラブル端末の“スマートグラス”を活用する。このほど、サン電子鰍ィよび富士通エレクトロニクス鰍ニ共同で、実証試験を開始した。関東を中心に全国の複数の上下水道施設にスマートグラスを試験的に導入し、その効果を検証する。今回の実証では、サン電子がスマートグラスとサポートの提供、富士通エレクトロニクスが通信インフラ環境とシステムの整備、月島機械グループが実験の実施と評価を担当する。 |
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自治体の動き/つくばみらい市他、地下と地上両方からの水位監視で実証試験 |
2020年02月21日 |
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茨城県つくばみらい市と東電タウンプランニング梶A竃セ電舎は2月21日、洪水・浸水対策支援サービスの実証試験に関する協定を締結。市内の冠水しやすい地点を3〜4ヵ所で、4月から2021年3月まで実施。実証試験では、下水道管路の水位や地上に溢れた水位などこれまで管理が難しかった情報をIoT技術により可視化し、クラウド上で情報を共有化することで防災情報を一元化する。市によると、地下と地上の水位を一貫して監視し、防災・減災につなげる取組みは国内初。今回実証する洪水・浸水対策支援サービスでは、下水道管路の水位はマンホールに取り付けたセンサーから、地上の水位は電柱に取り付けたセンサーからそれぞれ検知。それら水位情報と気象情報などをクラウド上で共有化し、一元化された防災情報をもとに通行止めや避難発令、救助・復旧の判断などに活用する。 |
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団体の動き/ベルテクスコーポレーション、ディーシーを子会社化 |
2020年02月21日 |
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潟xルテクスコーポレーションは2月21日、福岡県でコンクリート2次製品を製造・販売している潟fィーシーの全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。今回の子会社化により、ベルテクスコーポレーショングループの事業基盤の充実を図る。株式取得予定日は4月1日。ベルテクスコーポレーションでは、これまでのグループ化を通じて、下水道・浸水対策関連をはじめとしたコンクリート2次製品の製造、販売、設置工事などの事業を主に東北地方から中国地方で展開している。今回子会社化するディーシーは、福岡市に本社を置き、九州北部地方で下水道関連を中心に事業を展開している。 |
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団体の動き/管診協、活動説明会で新中期ビジョンなど説明 |
2020年02月20日 |
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(一社)管路診断コンサルタント協会(管診協)は2月20日、東京・千代田区の霞山会館で活動説明会を開催。国土交通省下水道部の松原誠下水道事業課長と吉澤正宏事業マネジメント推進室長を招き、今年度の主な協会活動や昨年まとめた「管路診断コンサルタント協会 新中期ビジョン2020」について説明した。説明会の冒頭、山崎義広会長は「今後の下水道事業の円滑なストックマネジメント等に貢献する協会であることを理解していただける有意義な会にしたい」と挨拶した。説明会では、「会員サービスの向上」「管路診断技術の進化への貢献」「異業種・産学との連携」を柱とする新中期ビジョン2020を策定したことなどを紹介した。 |
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