| NPOの動き/ディスポーザ生ごみ処理システム協会、第12期通常総会 |
2015年06月02日 |
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| NPO法人ディスポーザ生ごみ処理システム協会は、東京・渋谷区のけんぽプラザにおいて第12期通常総会を開催した。総会では第12期(平成26年度)会務報告・収支決算報告および第13期(27年度)活動計画・予算案が審議され、いずれも満場一致で可決承認された。それによると同協会は26年度、「ディスポーザ排水処理システム 配管設計施工ガイドライン」改訂版の説明会や排水処理槽流入負荷に関する実態調査等を実施した。また27年度は、ディスポーザ排水処理システムについての社会的認知度向上を引き続き図っていくほか、に同協会が実施している「管理技術者登録・講習制度」を東京都や公社日本下水道協会等に認めてもらうよう働きかけていく方針だ。総会では任期満了に伴う役員の改選が行われ、岡田誠之理事長(東北文化学園大学科学技術学部教授)が再選された。 |
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| 団体の動き/アイアンモール協会、第37回定時総会 |
2015年06月01日 |
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| アイアンモール協会は、東京・港区のコマツビルで第37回定時総会を開催。同協会は平成26年度、(公社)日本推進技術協会の推進技術連絡会(第1回)および改築推進工法意見交換会への参加のほか、(一社)福岡市土木建設協力会下水道セミナーでアイアンモール工法およびRPS(下水道管渠改築システム)の講習会・現場見学会を開く等の活動を行った。今年度は、小規模講習会を開催するほか、設計支援や工法普及活動の展開、積算資料PDFの作成等の活動を予定している。大塚雅司会長は懇親会冒頭、「推進工事は減っているが、当工法はいまだに主要工法として位置付けられている。当工法は推進工法のパイオニア的存在である。高い技術を誇りに思いさらに会員各社とともに発展していきたい」と挨拶した。 |
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| 団体の動き/品確協、第7回定時総会 |
2015年06月01日 |
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| (一社)日本管路更生工法品質確保協会は、東京・港区の明治記念館において第7回定時総会を開催した。平成26年度同協会では、管路更生工事業の業種認定取得に向けて活動を強化させ、国土交通省や東京都、大阪市等をメンバーとする検討会を発足させるなどした。また27年度も業種新設に注力。自治体への聞き取り調査など発注者ニーズの掘り起しを行うなどし、審議機関である「中央建設業審議会」の開催をめざす。さらに資格制度についても28年度末の制度運用を目途に、管路更生に関する統一的な資格試験制度の確立などを図っていく予定。任期満了に伴う役員人事の改選では、前田正博会長が再任された。前田会長は、業種認定や資格制度創設といった事業と併せて「技術者の育成・指導やガイドライン作りへの参画など管更生の品質確保に向けて“見えにくい”活動もたくさん実施している」とアピールした。 |
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| 団体の動き/日本スナップロック協会、第26回定例総会 |
2015年05月29日 |
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| 日本スナップロック協会は、大阪市淀川区の新大阪ワシントンホテルプラザにおいて第26回定例総会を開催した。同協会は昨年度、広島市で発生した豪雨災害に対する見舞金を広島市等に贈呈した。また、西地区での第1回技能研修会を広島市内で、第8回東地区技能研修会、第2回管理技術士研修会、臨時技能研修会を開催するなどした。27年度は、@品質・安全性向上等の情報共有化により協会全体のレベルアップを図る、Aマンホール継手部の横ずれ防止対策工法、マンホール浮上抑制対策工法および施工装置等改良に全面協力し早期に商品化を図る等の活動を計画。喜多島恒会長は総会冒頭、「当協会では、マンホールの継手部に対する耐震技術は審査証明を受けているので、横ずれ技術も含めてマンホールの耐震技術であることを強調していきたい。現在開発中のマンホール浮上防止技術についても今秋にははっきりできると思うので期待してほしい」と会員に話した。 |
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| 自治体の動き/大阪府、ヤゴ放流で高度処理水をアピール |
2015年05月22日 |
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| 大阪府は5月22日、水環境の改善など下水道の役割をアピールする目的で、大阪府淀川左岸流域下水道・渚水みらいセンター(枚方市)で「トンボの生態観察とヤゴ放流の集い」を開催した。(一財)都市技術センターとの共催。地元小学校の4年生約100人が参加した。渚水みらいセンターでは一年を通してトンボの生態観察などを実施しており、近隣の小学校のプールで生まれたヤゴを、毎年プール開きの前に“救出”している。イベントでは、そのヤゴを放流している。関西トンボ談話会の谷幸三氏による「トンボのお話」等の後、同センター内“いこいの広場”で、高度処理水を利用した池へヤゴを放流した。なかには、直接ヤゴを手に取る小学生もいて、同府都市整備部下水道室事業課では「下水道事業によって、ヤゴが生息できる水環境を作り出せることを実感してもらえたようだ」と話している。 |
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| 国の動き/改正下水道法等が5月20日に公布 |
2015年05月20日 |
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| 「水防法等の一部を改正する法律」が5月13日の参議院本会議で可決成立し、同20日付で公布された。これにより同法律は7月19日までに施行されるが、改正目的の一つである都市部での浸水対策強化の具体策として国土交通省が7月中旬をめどに創設を進めている「浸水被害対策区域制度」の概要がまとまった。大都市の鉄道ターミナル駅周辺などで官民連携での浸水対策が効率的と目される場合に市町村が「浸水被害対策区域」として指定すると、同区域内で民間ビルの新・改築に併せて地下に下水道と接続する雨水貯留施設を設置する場合には、国から税制面や費用面での支援を受けられる。民間事業者の施設管理の負担を軽減するため、施設管理を市町村が代行できる制度も設ける。同区域内では、最終的な浸水被害防止・軽減策として、市町村が民間事業者に雨水貯留施設の設置を義務付けることができるようにする制度も整備する。 |
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| 団体の動き/日本推進技術協会ほか、推進工法発祥の地記念碑を尼崎市に建立 |
2015年05月15日 |
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| (公社)日本推進技術協会および推進工法発祥の地記念碑建設実行委員会は5月15日、兵庫県尼崎市において「推進工法発祥の地記念碑」除幕式および記念講演会を開催した。除幕式には、呼びかけ人の中野正明推進技術協会会長のほか、国土交通省水管理・国土保全局の塩路勝久下水道部長、同省近畿地方整備局兵庫国道事務所の平城正隆所長、稲村和美尼崎市長ら40名あまりが参加した。同記念碑は、昭和23年5月に旧国鉄尼崎港線の軌道下にガス管を布設するにあたり初めて推進工法を用いたことから同地を“推進工法発祥の地”として記念するもの。手押しジャッキで管を押し込んでいた当時の施工風景を表したレリーフとともに、「この地は世界最高水準を誇る 日本推進技術の出発原点」など建立の趣旨が記されている。阪神電鉄「大物駅」近くの国道2号線歩道内に建立された。 |
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| 団体の動き/21世紀水倶楽部、「処理施設の電力消費」研究集会を開催 |
2015年05月15日 |
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| NPO法人21世紀水倶楽部は5月15日、東京・新宿区の(公財)日本下水道新技術機構で「活性汚泥法処理施設の設計・運転と電力消費」の研究集会を開催した。下水処理施設の省エネがそれほど進んでいないことなどを背景として、OD法を含む活性汚泥法水処理施設について消費電力の実態、既設プラントの省エネ方策の効果と問題点、今後の課題などを講演し、討議する目的で開かれた。日本下水道新技術機構の石田貴資源循環研究部長が「活性汚泥法施設の省エネについて」、鞄d業社機械製作所の坂本浩社会システム技術部部長は「送風機の最近の進歩」、メタウォーター鰍フ鈴木和美プラントエンジニアリング事業本部シニアアドバイザーが「活性汚泥処理施設の設計と運転管理 OD法など小規模施設の設計と運転(省エネ方策の効果と問題点、今後の課題など)」についてそれぞれ講演した。 |
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| 自治体の動き/東京都、第二溜池幹線年度内完成を前に公開 |
2015年05月14日 |
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| 東京都下水道局は梅雨入りを控えた5月14日、2014年10月から暫定的に稼働させている「第二溜池幹線」の下流部トンネル(港区虎ノ門〜中央区勝どき:約2.5km)を報道機関に公開した。同幹線は、既設管の流下能力不足によってたびたび浸水被害が発生していた千代田区や港区、中央区の浸水対策および、豪雨時の越流水による皇居内濠等の水質改善を図る目的で2008年から整備を図っていたもの。幹線の内径は8,000oで管渠延長2,517.35m。枝線は内径3,500oで管渠延長271.05m。同幹線上流部(千代田区紀尾井町〜港区虎ノ門:約2km)はすでに整備済みで2001年度から暫定的に供用を開始している。今年度内に付帯する工事を完了させて上流部と下流部をつなぎ完成させる計画。下流部と上流部、そしてそれにつながる半蔵濠幹線分を合せた貯留能力は21万m3になる。 |
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| 自治体の動き/東京都、ターボ型流動焼却施設の見学会開催 |
2015年04月24日 |
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| 東京都下水道局は4月24日、葛西水再生センター(東京・江戸川区)において2014年に本格稼働させた新型汚泥焼却システム「ターボ型流動燃焼システム」の施設見学会を実施した。ターボチャージャー(過給機)を採用することで従来の高温焼却炉と比べて消費電力量40%以上・燃料消費量10%以上をそれぞれ削減し、N2O排出量も50%以上削減できるこの新型燃焼システムの見学会には、国土交通省水管理・国土保全局下水道部や(公社)日本下水道協会などから下水道関係者ら約40人が参加。下水汚泥を加圧条件下で燃やす仕組みやメリット、炉本体の小型化や設備機器の省略化等によって実現されたコンパクトな施設設計等に強い関心を寄せていた。 |
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