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『生死を分けるトイレの話 ─災害時のトイレ問題とその解決策─』 |
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編 著:上 幸雄(NPO法人日本トイレ研究所) 体 裁:A5判128ページ、索引付き 定 価:2,420円(税込・送料別)
「避難所のトイレは使いづらい」などの理由でトイレに行くことを避けることによって、せっかく災害から助かった命が失われてしまうことがある。人間の第一次欲求の一つである排泄行為というものは我慢することができず、水分補給などを控えて無理に押さえようとすると、生命に関わるまでに悪影響を及ぼすからだ。 そのような状況に直面してはじめてその問題の根深さがわかる災害時のトイレ問題は、個々人のデリケートな問題として後回しにされてしまう傾向にある。だが、その対策をあらかじめ講じておかなければ、震災時の混乱のなか、行政としても煩雑な対応に追われてしまうことが東日本大震災でも報告されている。 本書では、この問題点を浮き彫りにし、行政の責務として、社会生活を営む組織人として、一個人として、それぞれの立場でどのような対応策を進めておくべきかを解説する。
<この本でわかること> ●トイレ問題が命と関わる理由 ●被災地のトイレの実態 ●「災害用トイレ」にはどのようなものがあるか ●災害時のトイレ対応をBCPに入れる必要性 ●災害時のトイレ計画の策定手順 ●し尿処理に関する基礎知識 ●中央省庁の対応の現状 ●災害時トイレ、自治体の実施例 ●緊急時の応急トイレの作り方 |
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(2012/10/31) |
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